日本正座協会


連載コラム


[ホーム] [連載コラム]

第4回 痺れない正座


執筆者:上村樹


正座をすると足が痺れてしまうというのは、正座から遠ざかってしまう大きな要因になるのではないでしょうか。
そこで、足の痺れづらい座り方、というのをご紹介します。
まず、正座の座り方をして、親指を重ねるようにしてかかとを逆「ハ」の字にして、かかとをお尻からはずし、親指の上にお尻がいくようにします。
こうすると痺れづらくなります。

他にも、これはちょっと正座から離れてしまいますが、「割座」という座り方があります。
やり方としては、まず、正座をします。
その姿勢から、両方の親指を外側に離していって、足の裏側が今度は「ハ」の字になるようにします。
そうして、「ハ」の字のちょうど間にお尻がいき、床につくように足を更に外側に動かします。
女の人がよくやる座り方になると思います。
これが割座です。

女座りなどとも言われ、実際に見てみたらよく見る座り方なのではないでしょうか。
体の硬い人などではやるのが難しいようですが、この姿勢のほうが正座よりも足が痺れづらいようです。
正座の合間に割座を入れるとちょっとラクかもしれませんね。
人によっては子供っぽいので嫌いという方もいるかもしれませんが…。

膝の間をあけるようにして座るのもいいでしょう。
あまりあけると行儀が悪いですが、少し離すだけでも結構違います。

また「足の血流が悪くなる」というのが痺れの原因になることから、足を締め付けない服装、というのも痺れない正座に大事なことです。
ジーパンやきついズボンなどは正座に向きません。

正座をしている間に足が痺れてきた時の対処法ですが、左右の親指を逆に重ねる、という方法が一般的ですがわりといい方法です。
正座が終わって、足を崩す時に、足の親指を手前に90度ほど曲げるのもいいです。

また、「跪座(きざ)」という座り方を混ぜてみましょう。
これは、まずやはり正座をした格好から、今度は足の裏を床に対して垂直に移動させます。
足の先はつま先だけが床に触れている姿勢になると思います。
これが「跪座」です。

なんにせよ、少し足を動かしてみていったん血行をよくするというのがすべてに共通するものだと思います。
正座と痺れは切っても切れない関係にあるので、うまくつきあっていく方法を考えていったほうが良いですね。